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DevSecOps

2025年のDevOpsに欠かせない20のツール

DevOpsの文化、ツール、プラクティスを取り入れるチームは、円滑な連携、効率的な作業、迅速な高品質製品の提供を実現し、顧客満足度を向上させている。

DevOpsは、組織内の各部署が所在地に関係なく連携し、効果的なコミュニケーションと継続的インテグレーションを実現する環境を整えることで、ビジネスの俊敏性を高める。

UpGuardのレポートによれば、DevOpsを導入している63%の組織で、ソフトウェアチームのパフォーマンス改善と、より頻繁な製品リリースが達成されている。

著者
2025年のDevOpsに欠かせない20のツール

研究によると、DevOpsは世界中のソフトウェア組織に対し、魅力、効率、製品品質を高めるスピードを加速させている。

2021年はDevOpsにとって重要な年となる。DevOpsは開発、運用、IT、セキュリティ、製品など複数の部署やソフトウェア開発の各フェーズにまたがるため、多種多様なツールが存在する。

ここでは、主要なCI/CDライフサイクルに沿った、現在市場で入手可能な主要なDevOpsツールをいくつか紹介する。その前に、そもそもDevOpsツールとは何か?

はじめに

DevOpsは、一つのツールだけでなく、様々な種類・目的のツールを組み合わせて動作する。このようなツール群は、先に述べたDevOpsツールチェーンとも呼ばれる。

これらのツールは、開発、管理、配信など、ソフトウェア開発のライフサイクル全体をサポートする。

DevOpsの実践を行う組織は、これらのツールを管理し、設定、コード記述、テスト、パッケージング、配布、デプロイ、検証、バージョン管理など各フェーズに組み込んで活用している。

本稿では、各開発フェーズに応じて分類したDevOpsツールを紹介する。

DevOps 自動化ツール

自動化は、ソフトウェアの基本的なコード品質、統合テスト、セキュリティテストなども実現する。自動化テストは、単体テスト、セットアップテスト、UIテスト、ユーザー体験テストに限定されず、DevOpsはサーバのプロビジョニング、構築、システム設計、ファイアウォール設定、生産環境でのモニタリングなど、さまざまな工程で自動化を推進している。

DevOpsにおける自動化の活用方法を検討する場合、こちらにトップ10の自動化ツールを紹介する。

Docker

docker logo

コンテナ技術の革新者として人気のDockerは、世界中で1100万人以上のエンジニアに利用されている。創設者Solomon Hykesによって生み出され、2013年にDocker, Inc.から提供された。

DevOpsツールとして、Dockerはエンジニアがコードを容易に構築、パッケージ化、配信し、仮想マシンではなくコンテナで実行できるよう支援する。これにより従来のセットアップ作業が省かれ、チームの連携が促進される。

Dockerは、開発から構築、デプロイに至るまで、DevOpsサイクル全体で一貫した開発環境の維持を保証する。開発者はDockerイメージを作成して開発環境で動作させ、運用チームはテストや本番環境で利用できる。

Dockerの機能と利点

  • Dockerは、PaaSを実現する一連のツールである。
  • OSレベルの仮想化を用い、コンテナという単位でソフトウェアを実行する。
  • 開発者のマシンからクラウドまで、コンテナベースのアプリを実行・共有できる。
  • Docker Desktop、Docker Hub、Docker Engineなど、Dockerのエコシステムを基盤としている。
  • Docker Hubは、世界最大のコンテナイメージライブラリである。
  • 最大1,000ノードまでスケール可能。
  • アプリやシステムの更新を無停止で実施できる。
  • エンジニアは高速展開により、迅速に価値を届けられる。
  • GCPやAWSと連携し、クラウド移行を促進する。
  • 分散環境にも対応している。
  • 機能追加や修正が容易に行える。
  • Windows、macOS、Linux上で動作する。
  • CircleCIやGitHubなど、CI/CDパイプラインツールとの連携が優れている。
  • オープンソース版と商用版が提供されている。
  • Netflix、Adobe、AT&T、PayPalなど、多くの企業に利用されている。

Jenkins

Jenkins logo

Jenkinsは、Javaで記述されたオープンソースの自動化ツールで、CI(継続的インテグレーション)ツールとして、開発者が新たなコードを統合し、継続的にビルドできるよう支援する。プラグインを活用してこの目的を実現している。

新たなコード変更を取り込み、ブランチをメインコードに統合し、自動でテストスイートを実行、不具合を報告、最新コードをQA環境へ渡して手動テストを可能にする。

Jenkins Pipelineを使えば、継続的なビルドプロセスの自動化が可能。パイプライン内でビルド定義を設定し、SCMに取り込み、ジョブを構成できる。

長い歴史を持つJenkinsは、豊富なプラグイン、充実したドキュメント、活発なコミュニティにより標準ツールとなっている。近年のアップデートにより、シンプルなUXやパイプライン記述、Docker連携が評価され、多くの組織で採用されている。

Jenkinsの機能と利点

  • Javaで記述されたスタンドアロンアプリで、Windows、macOS、Linux、Unixなど主要なプラットフォームで動作する。
  • Windows、Mac OS X、その他Unix系OS向けのパッケージが用意されている。
  • あらゆるプロジェクトにおいて、CIサーバまたは継続的デリバリーの中核として利用可能。
  • Webインターフェースから簡単にセットアップ・構成ができる。
  • リアルタイムのエラーチェックと内蔵サポートが備わっている。
  • ほぼ全てのCI/CDツールと連携できる。
  • 複数マシンでの分散実行により、ビルド、テスト、デプロイを同時に実行できる。
  • Git、Amazon EC2、Mavenなど、100以上のプラグインで幅広い連携が可能。
  • Javaで記述されたスタンドアロンアプリで、主要なプラットフォームに対応する(重複)。
  • 統合されたエラーチェック機能付きのWebインターフェースで、設定と構成が容易。
  • プラグインによる拡張が可能で、機能追加が柔軟に行える。
  • その拡張性により、あらゆるソフトウェア開発プロジェクトのCI/CDツールとして利用できる。

Puppet

Puppet logo

Puppetは、オープンソースのソフトウェア構成管理およびデプロイツールで、サーバを所定の状態に設定するために広く利用される。エージェント方式を採用しており、LinuxやWindowsの各種システム管理に用いられる。マスターとエージェントは設定情報を同期し、R10Kを使用することでCI/CDにおけるコードの自動変更、更新、監査、テストが容易になり、Puppetfilesを使えば環境の自動デプロイも可能となる。これらのエージェント方式は、正確で効率的に動作し、エラーのログ記録も行う。

バージョン管理として、シンプルなGit連携が可能。宣言型であるため、オーケストレーションよりもベースラインの構築に適している。

Puppetの機能と利点

  • C++、Ruby、Clojureで書かれ、Windows、Linux、Unix系OSで動作する。
  • モデル駆動型ツールで、プログラミング言語の使用がほとんど不要。
  • システム構成を記述するための独自の宣言型言語を採用している。
  • 手作業ミスを減らし、インフラをコード化、エージェントレス自動化でスケールできる。
  • エンタープライズ版は、初期設定済みのダッシュボード、マスター管理、構成、製品サポート、アクセス制御を備えている。

Apache Maven

Apache Maven logo

Apache Software Foundationによって2004年に発表されたMavenは、強力な自動化ツールであり、Javaで記述され主にJavaプロジェクト向けにビルドやパッケージングの役割を果たす。

DevOpsツールとして、プロジェクトのビルド、ドキュメント作成、リリース管理を行い、Java以外にもRuby、C#、Scalaなどのプロジェクトにも対応する。

Apache Mavenの機能と利点

  • コードのビルドやパッケージングなど、定型作業がプリセットされている。
  • リポジトリからプラグインやJavaライブラリをダウンロードし、開発工程を迅速化する。
  • Apache License 2.0が適用されている。
  • 自動依存関係管理(自動更新、転送依存、依存性解決)が優れている。

DevOps パイプライン (CI/CD) ツール

どんなソフトウェアプロダクトも根本的な課題解決が目的であり、信頼性が高く、リスクを最小限に抑えて、より速くお客様に届ける必要がある。CI/CDパイプラインは、このような強固で信頼性の高いソフトウェア構築を支援する。以下は、CI/CDパイプラインを導入することの利点である。

  • 各ビルド段階で、単体テストや統合テストにより、不正なコードやビルドの競合が検出される。
  • 不具合の早期発見と修正率の向上により、リリース頻度が増し、開発チームがお客様の新たな要求に注力できる。迅速なフィードバックがその要望を満たす。
  • 品質テストや負荷テストで、プロダクトの信頼性が検証される。
  • CI/CDパイプラインでは、コード変更が小規模にまとまり、迅速に連携される。
  • 変更箇所が明確なため、平均修正時間が短縮される。

TeamCity

TeamCity logo

TeamCityは、高品質なCIツールで、無料版も提供され、使いやすいインターフェース、シンプルな設定、革新的な機能が特徴である。Java環境とApache Tomcatで動作するが、WindowsやLinuxでも利用可能である。

TeamCityの採用は、組織のニーズに大きく依存する。予算があり、既存プロジェクトで一定数のビルドエンジニアが関与し、ソースコード管理やリリース管理がシンプルに運用されているなら、TeamCityは適している。また、充実したドキュメントも魅力であり、TeamCityの「Depiction Dependencies」機能により、パイプライン全体で一貫したソースコード管理が可能となる。

ただし、TeamCityは特定のエージェントに依存するため、プロビジョニングツールやコンテナ化を併用する必要がある。

TeamCityの設定ベースのフォームデザインは、運用の手間を軽減する。

また、AWS、GCP、Azureでのエージェント自動スケーリングをサポートし、VMwareやKubernetesともプラグインで連携する。ただし、GitHubとの連携は対応していない。

TeamCityの機能と利点

  • 多くのプラグインが無料で利用でき、数回のクリックで導入可能である。
  • エンジニアがバージョン管理システムでソースコードを壊さないよう制限機能がある。
  • 継続的デプロイにより、問題解決が迅速に行われる。
  • 組み込みのテスト、コード統合、コード検索などの機能がある。
  • Build Gridにより、複数のテスト・ビルドを異なる環境で同時実行できる。
  • Java、Ruby、.NETプラットフォームをサポートする。
  • Git、Subversion、Mercurialなどのバージョン管理システムに対応している。
  • Visual Studio、Eclipse、IntelliJ IDEAなどのIDEと統合できる。
  • 親プロジェクトの設定をサブプロジェクトで再利用する方法が提供される。
  • 異なるVCSからソースコードを統合し、単一のビルドを作成できる。
  • ハングしたビルドを検知できる。
  • 進行中のタスクに対して機能拡張の手段を提供する。
  • テストプロセスの一部を自動化し、手動テストの負担を軽減する。
  • Apache Tomcat、Windows、Linux、Ubuntu、Debian、RedHat、SUSEなど、幅広い環境とバージョン管理システムに対応する。
  • 使いやすく、グローバルなサポートが充実している。

Bamboo

Bamboo logo

DevOpsチームは、継続的インテグレーション、デプロイ、ソフトウェア配信のためにAtlassianのBambooを選んだ。Bambooは、JIRA、BitBucket、Stash、Hipchat、Confluenceなど他のAtlassianツールと一体となり、自動ビルド、テスト、デリバリーを一つのフローに統合する点が大きな特徴で、堅牢で使いやすいGUIも備えている。

BitBucket、Confluence、Jiraとの容易な統合が大きなメリットであり、cronのようなトリガーも設定できるため、監査、テスト、スケジュール実行を自動化できる。

Bambooの機能と利点

  • 複数のプラットフォームに対応している。
  • 直感的で使いやすいUIを備えている。
  • 通知、ツール、自動完了機能がある。
  • あらかじめ組み込まれた機能により、Jenkinsよりも自動化パイプラインの構築にかかる時間が短縮される。
  • 各変更ごとに包括的な自動テストが実行され、バグ検出が迅速かつ容易になる。
  • Git、Mercurial、JIRA、Bitbucket、Crucible、Fisheyeなど多くのプラットフォームやリポジトリと連携する。

CircleCI

CircleCI logo

Travis CIは、オープンソースプロジェクトに適した強力なCIツールで、GitHubやBitbucket上でソフトウェアをビルド・テストするために利用される。Rubyで記述され、MITライセンスが採用されている。

このクラウドベースのサービスは、新たなコードプッシュを自動的に検知し、GitHubリポジトリでビルドとテストを実行する。

CircleCIの機能と利点

  • 高速なセットアップが可能で、Linux、Mac、iOSに対応している。
  • Java、Python、PHP、Perlなどに対応している。
  • 自動化された設定が利用できる。
  • 各プラットフォームごとにクリーンなVMを提供する。
  • 事前設定済みのデフォルト、リアルタイムメトリクス、並列テストに対応している。
  • プロジェクトレベルのアクセス制御でセキュリティが強化される。
  • オンデマンドのスケーリング機能が提供される。

DevOps バージョン管理ツール

バージョン管理システムは、ソフトウェアチームのソースコード変更を追跡し、人的ミスや事故から守る役割を果たす。

プロジェクトチームは常に新たなコードを作成し、既存のコードに変更を加える。これらの変更履歴は将来の参照や、問題発生時の原因特定に役立つ。

すべてのコードが記録されるため、エンジニアは必要に応じて以前のバージョンに戻り、問題解決を行いながらチーム全体の混乱を最小限に抑えられる。

Github

Github logo

GitHubは、世界中で何百万人ものユーザーに利用される最も有名なソースコード管理ツールである。使いやすいUI、誤削除リポ復元、不整合解消、各種統合機能、セキュリティがその特徴であり、停止やダウンタイムがなく非常に信頼性が高い。

豊富なコミュニティがあり、オープンソースプロジェクトにも最適。Microsoft所有により、Azure DevOpsやMicrosoftツールとの連携も強化され、CI/CDサイクルの管理を柔軟にする。

ただし、無料プランでは1リポジトリあたり最大3人までのプライベート利用に限定される。

GitHubの機能と利点

  • 優れたアクセシビリティを提供する。
  • タスクボード、バグトラッキング、継続的統合、プルリクエスト、Wikiなど、チーム連携を支援する機能が豊富。
  • プライベート・パブリックリポジトリが無制限に利用可能。
  • GitHub Packagesやnpmを使い、プロジェクトを共有できる。
  • モバイルアプリでコード統合、レビュー、リポジトリ管理が容易。
  • Windows、macOS、Linuxに対応し、CLIやWebから操作可能。
  • その他のツールとして、Bitbucket、GitLab、Subversion、Mercurial、Gerrit、Kallitheaなどがある。

DevOps 構成管理ツール

構成管理ツールを活用すれば、変更やデプロイが迅速、再現性、柔軟性、予測可能性を持って行われ、常に最適な状態を維持できる。

構成管理ツールの利点は、以下の通りである:

  • コードスタイルの遵守により、可読性が向上する。
  • 冪等性により、何度実行しても最終状態が一定に保たれる。
  • 分散構成により、大量のリモートサーバ管理が容易になる。

一部のツールは宣言型モデルを採用。サーバー側のエージェントが定期的に中央リポジトリから最新設定を取得し適用、または中央サーバーから対象サーバへ変更をプッシュする仕組みを持つ。

Kubernetes

Kubernetes logo

Kubernetes(通称K8s)は、オープンソースのコンテナオーケストレーションプラットフォームで、コンテナ化されたソフトウェアの構築、管理、スケーリングを自動化する。

Go言語で書かれ、Googleが開発を進め、2014年にリリースされた。現在はCloud Native Computing Foundationがサポートを行っている。

他のDevOps自動化ツールと比べ、Kubernetesは多数のコンテナを含むアプリに対して有用で、開発者は複数マシンへコンテナ群を正しくデプロイできる。

プロフェッショナルなマスター/エージェント方式を利用し、コンテナの予約、管理、ヘルスチェックの自動化が可能。Kubernetesを活用すれば、Dockerコンテナを自動生成し、需要やスケーリングに応じて割り当てることができる。

Kubernetesの機能と利点

  • コードや設定の変更を継続的に適用し、その状態を監視する。
  • 各Podに個別のIPが割り当てられ、複数のPodに対して1つのDNS名が付与され、ロードバランシングが行われる。
  • サービスメッシュによるトラフィック管理が可能である。
  • AWS、GCPなどのパブリッククラウドから、NFS、Glusterなどオンプレミスストレージまで、さまざまなオプションに対応している。
  • リソース要件に応じ、コンテナを自動配置しつつ可用性を維持する。
  • クラスター全体のCIやジョブ管理を支援する。
  • サービスやPodにIPv6およびIPv4アドレスを割り当てる。
  • UI、コマンド、またはCPU使用率に基づく自動スケーリングが可能である。
  • 自己回復機能により、Podが停止した場合、自動で再起動・再スケジュール、置換が行われる。

Vagrant

Vagrant logo

エンジニア、アーキテクト、管理者を問わず、DevOpsチームにおいて、HashiCorpのVagrantは誰もが扱えるシンプルなワークフローを提供する。

Mitchell HashimotoによってRubyで書かれ、2010年にリリースされた。Dockerコンテナ、AWS、VMwareなど、簡便で軽量かつ再現可能な仮想環境の構築・管理のためのオープンソースツールである。

DevOpsでは、Vagrantがソフトウェア開発環境の構築を行い、開発効率の向上に寄与する。

Vagrantの機能と利点

  • Windows、macOS、Linux、FreeBSD、Arch Linux、CentOS、Debianに対応している。
  • MITライセンスが適用されている。
  • 依存関係、OS設定、ユーザ、プラグインなど、定義済みの設定ファイルを活用できる。
  • 好みのエディタ、ツール、デバッガ、IDEを選択する柔軟性がある。
  • Docker、Ansible、Puppet、Chef、Saltなど、他の構成管理ツールと連携し、同一設定をプロダクションに展開できる。

Chef

Chefは、Rubyで記述された「レシピ」を利用し、システムを最新かつ一貫した状態に保つ。レシピは必要なリソースの一覧を提供する。クライアント/サーバ方式またはオンプレミスツールとして利用でき、主要クラウドプロバイダと優れた連携が可能である。

Chefを用いることで、サーバのセットアップや保守作業が効率化され、Amazon EC2、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどと連携し、サーバのデプロイや構成が容易になる。

Chefは幅広いユーザーに採用され、様々な技術レベルの人々がレシピを扱える豊富なツールセットを提供するが、基本的には単なるツールである。

すべてのサーバがITシステムに沿った設定で管理され、手動更新なしにサーバ追加が可能となる。

Chefの機能と利点

  • ChefはDevOps自動化の先駆けの一つである。
  • 世界中の多くの革新的な企業で利用されている。
  • 複数のクラウド環境やサーバーファームに対応する。
  • 自動化によってソフトウェアを迅速にデプロイするためのプロセスを提供する。
  • 実績ある堅牢なソフトウェア展開が可能である。
  • パッチやバグ修正でセキュリティと安定性を維持する。
  • エンタープライズオートメーションスタックへ迅速かつ簡単にコンテンツを供給する手段となる。
  • スケジュール機能により、運用を計画通り進められる。
  • ErlangとRubyで書かれ、純粋なRubyベースのDSLを使用してシステム構成を行う。
  • 変化するビジネスニーズに迅速・一貫・スケールして対応できる。
  • 高いサーバ可用性を保証する。
  • エージェント/クライアントモードまたはスタンドアロンで動作する。
  • Windows、macOS、Ubuntu、Solaris、FreeBSD、RHEL/CentOS、AIX、Fedora、Debianなど、様々なプラットフォームに対応する。

Ansible

Ansible logo

Ansibleは非常に優れたツールで、コマンドラインから複数サーバの操作や、YAML形式のプレイブックによるタスク自動化が可能。チーム内や非エンジニアにも分かりやすく、シンプルでエージェントレスであることが大きな魅力である。

エージェントが不要なためシステム負荷が少なく、デフォルトはプッシュモード(SSH接続必須)だが、必要に応じてプルモードも利用可能。プレイブックは単純なコマンドで記述でき、タスク、プラグインなどを組み合わせた複雑な自動化にも対応する。

また、AnsibleはAWX、Jenkins、RunDeck、ARAなどと連携し、中央制御システムとして運用でき、プレイブック実行時の可視性を向上させる。

Ansibleの機能と利点

  • エージェントレスで、SSHやリモートPowerShellで操作を実行する。
  • Windows、macOS、Linux、Unixで動作する。
  • 容易にスケーリングでき、高速なパフォーマンスを実現する。
  • Puppetに比べ軽量で、小規模チームに最適である。
  • Jenkinsなど他のツールとシームレスに統合できる。
  • YAML形式により、煩雑な作業を省ける。
  • 非常にシンプルなIT自動化エンジンである。
  • クラウドプロビジョニング、構成管理、アプリ配信、社内連携など多様なITニーズを自動化する。
  • 初めから多層組織向けに設計されている。
  • エージェントや独自セキュリティプロトコルを必要とせず、導入が簡単である。
  • Ansible PlaybookはYAML形式で記述される。
  • サーバと連携し、Ansibleモジュールをプッシュして実行する。
  • 実行後はモジュールを削除する。
  • エージェントやデータベース不要で、モジュールリポジトリは任意のマシンに配置可能である。

DevOps テストツール

DevOpsでは、多くのオープンソースツールやテストソリューションが利用可能で、プロダクトの開発、統合、デリバリーを支援し、テスト工程の自動化により時間を節約できる。以下は、主要なDevOpsテストツールとその特徴である。

SoapUI

SoapUI logo

SoapUIは、SOAP及びREST向けのクロスプラットフォーム対応無料オープンソースAPIテストツールで、機能テストや負荷テストに広く活用されている。

2005年にリリースされ、機能テスト、負荷テスト、セキュリティテストなど幅広いテスト機能を備える唯一のオープンソースツールである。

企業向け、またはオープンソース向けかを問わず、SmartBearのSoapUIはRESTおよびSOAPのテストに特化した優れた選択肢である。

SoapUIの機能と利点

  • 使いやすいグラフィカルインターフェイスを提供する。
  • スクリプト不要で、簡単に機能テストが実行できる。
  • APIモッキング機能により、製品完成を待たずにテストが可能。
  • REST、JMS、SOAP/WSDLの標準に対応している。
  • 条件の迅速な切り替えが可能である。
  • ワンクリックでテストのリファクタリングができ、迅速な更新が可能。
  • 直感的なGUIで操作が容易である。
  • 脆弱性テスト機能により、欠陥やバグの早期発見を支援する。
  • デプロイ機能を利用して統合テストが実施できる。
  • SQLインジェクション機能で標準SQLクエリを用い、脆弱箇所を特定する。

Selenium

Selenium logo

Seleniumは最も広く利用される自動化テストツールで、幅広いアプリケーションの自動テストに特化している。

2018年にリリースされたオープンソーステストツールで、軽量なテスト実行フレームワークと、スクリプト言語を用いずに機能テストを記述する機能を備えている。

ウェブシステムの挙動のシミュレーション、APIリクエストの送信、システム動作の一連のテストが可能で、RubyやHTMLで複雑なテストスクリプトを記述できる。

Seleniumは、ウェブアプリ開発者がテストを編集、記録、分析するためのIDEを提供し、各テストに初期設定やブレークポイントを設定できる。また、Java、PHP、Python、C、Perl、Rubyなどの多言語でテストスクリプトを作成できるDSLも備える。

Seleniumの機能と利点

  • ウェブアプリのテスト自動化に利用され、主要なブラウザおよびWindows、macOS、Linuxに対応する。
  • 大手ソフトウェアベンダーによってサポートされ、製品に組み込まれていることが多い。
  • 他の多くの自動化ツール、API、システムと連携する。
  • 堅牢な回帰テストスイートの作成に利用される。
  • 多様な環境でスクリプトをスケールして実行できる。
  • Selenium IDE(ChromeやFirefox用のアドオン)で簡単な記録・再生が可能。
  • 迅速なバグ検出用スクリプトの作成が可能。
  • 並列テスト実行により、テスト時間を短縮する。
  • 必要なリソースが他のテストツールに比べ大幅に少ない。
  • どのOSでもテストを実行できる。
  • Java、Python、C#、Perl、PHP、JavaScriptなどに対応する。
  • Apache License 2.0が適用されている。
  • 拡張性が高く柔軟で、DevOpsに最適である。
  • 並列テスト実行に対応している。
  • Docker、Jenkins、Mavenなど外部ツールと連携できる。
  • Google、IBM、Salesforce、Cognizantなど大手企業でも利用されている。

Tricentis Tosca

Tricentisは、完全自動化、コード不要、AI活用による独自のエンタープライズ向けテスト手法を提供し、ソフトウェア提供の迅速化、コスト削減、品質向上を実現する。

AI制御のコードレス自動テストにより、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド、モバイル各環境でエンドツーエンドのテストが効率化・高速化される。

Tricentis Toscaの機能と利点

  • モデルベースのテスト自動化により、再利用可能なモジュールを作成できる。大量データ処理時に再利用可能なデータセットは大きなメリットとなり、TOSCAの要件カバレッジ機能で、頻度やリスクに基づくテストカバレッジが明確に把握できる。特に時間が限られる場合に有用である。
  • 内蔵の統合フレームワークが、どの機能を重点的にテストすべきかの判断に役立つ。正および負のテストとしきい値設定ができるのは大きな強みである。
  • 設定ベースのテストは、複雑なシナリオにも最小限の労力で対応でき、途中でテスト実行を停止する機能は不要なポップアップ発生時に特に有用である。

TestSigma

TestSigma logo

テスト自動化の分野では新参だが、TestSigmaはその優れた機能で注目を集めつつある。クラウド上で動作するウェブ、API、モバイルアプリ向けのDevOpsツールで、AIを活用してテストの実行や保守を迅速化する。

TestSigmaの機能と利点

  • 特に初心者のテスターでも、シンプルな英語で自動テストを実施できる点が魅力である。
  • DevOpsおよびアジャイルチームが、組織全体で統一されたプラットフォーム上で連携できる。
  • 継続的テスト、モバイル・ウェブアプリテスト、データ駆動型テスト、クロスプラットフォームテスト、回帰テストなど多様なテスト手法に対応している。
  • JSやSeleniumベースの機能追加により、拡張性がある。
  • 公正なソフトウェアテストが可能になり、時間とコストの節約につながる。

DevOps 監視ツール

DevOpsの監視は、企画、開発、統合・テスト、デプロイ、運用など、開発プロセス全体を把握することを意味する。これにより、本番環境でのアプリ、システム、ネットワークの問題を包括的かつ一貫して確認できる。継続的なストリーミング、ライブ再生、インサイトなどの機能は、監視および運用管理の重要な要素である。

DevOpsツールによる監視は、ユーザー体験の問題に迅速かつ効果的に対応するために役立つ。さらに、開発初期段階へのシフト(Shift Left)を促し、不良コード変更の件数を減少させる。統一された監視ツールは、問題発生時の検知と対応に最適である。

Prometheus

Prometheus logo

Prometheusは、アラートおよびメトリクス管理のための主要なオープンソース監視ツールで、Go言語で記述され2012年にリリースされた。

強力なクエリと言多次元データモデルを用い、時系列データベースに継続的にメトリクスを記録する。Grafanaユーザーの間では広く知られている。

Prometheusの機能と利点

  • クロスプラットフォーム対応である。
  • Apache License 2.0が適用される。
  • ラベルと値、メトリック名で時系列データを識別する。
  • グラフ、表など多様な視覚化手段を提供し、データ解析を容易にする。
  • PromQLにより、時系列データを分割してチャート、グラフ、アラートを生成できる。
  • ローカルディスクやメモリに効率的にデータを保存し、シャーディングやクラスタリングで容易にスケールする。
  • 10以上の言語に対応したクライアントライブラリが提供され、統合が容易である。
  • JMX、StatsD、HAProxy、Dockerなど外部システムのデータにも対応する。

Nagios

Nagios logo

Nagiosは、システム、アプリ、ネットワークを監視するオープンソースツールで、サービスの健康状態をチェックし、ログ履歴を管理する。また、ダウンタイムや障害原因を報告する。

ホスト毎のアラート抑制、メンテナンスモード、通知設定の変更など、豊富な設定オプションとアラート機能を提供。5,000以上のプラグインにより監視範囲が広がり、カスタムプラグインの開発も可能である。

ただし、Nagiosは若干古いため最新システムとの連携には設定ファイルベースの手間が伴う。

Nagiosの機能と利点

  • 柔軟なプラグイン設定により、サービスチェックの構築が容易。
  • Nagios XI、Core、Log Server、Fusionとして提供される。
  • 有名なサーバ監視ツールである。
  • エージェント方式、エージェントレスどちらも対応可能で、柔軟性に優れる。
  • 5,000以上のプラグインで、システム全体の監視が可能。
  • 強力な監視により、アプリ・システム・ネットワークの問題を迅速に特定できる。
  • Windows、Linux、Unix、Webアプリなど、様々な対象の監視に対応する。
  • Nagios XIは、アプリ、サービス、OS、ネットワーク機器、メトリクス、インフラなど基本的要素を監視する。
  • Nagios Log Serverはログ解析を行い、問題発生時に通知する。

Splunk

Splunk logo

Splunkの先進的なストリーミング解析を用いれば、クラウド規模でシステムのパフォーマンスを継続的に監視できる。

Splunkは、ウェブライクなインターフェースでマシン生成ビッグデータの検索、フィルター、解析を行い、システム、サービス、クラウドのデータを自動収集・解析できる。

Splunkの機能と利点

  • あらゆるリクエスト、オプション、アクティビティに対応したデータを取り扱う。
  • 継続的データを基に問題解決を支援する。
  • データの価値を高める。
  • ITやセキュリティ分野でデータを可視化し、活用しやすくする。
  • 数ギガからペタバイトまで、性能を落とさずにスケールする。
  • クラウドサービスとの200以上の統合が用意されている。
  • 優れたダッシュボードにより、フルスタックの可視化を迅速に実現する。
  • 可用性ゾーン、各種サービス、Kubernetesクラスターなど、システム挙動を容易に把握できる。
  • AIやMLを活用し、重要な問題や複雑なパターンに即時かつ正確にアラートを出すことで、検知時間と過剰通知を削減する。
  • サービスレベルのデータによってSLI、SLOを追跡し、ユーザー体験を分析する。
  • カスタムKPIにより、販売数やコスト、パフォーマンスを即時に追跡できる。
  • 自動スケーリングなどクローズドループ自動化により、一貫したエンドユーザー体験を実現する。

ELK Stack

ELK Stack logo

ELK Stackは、Elasticsearch、Logstash、Kibanaという3つの有名なオープンソースツールの優れた組み合わせである。

これを用いることで、全てのアプリやシステムのログを集約、解析し、インフラやシステム監視、セキュリティ解析、迅速なトラブルシュートに役立つインサイトを得ることができる。

  • Elasticsearchは、Apache Licenseに基づくRESTfulな分散検索・解析エンジンで、多言語対応、スキーマ不要のJSONドキュメントなど、検索やログ解析に最適な機能を備える。
  • Logstashは、様々なソースからデータを収集、変換し、任意の場所へ送るためのオープンソースデータ取り込みツールで、200以上のプラグインとパイプラインが用意されている。
  • Kibanaは、ログやイベントの監査のためのデータ探索・可視化ツールで、直感的なダッシュボードやレポート、地理空間情報の可視化機能を提供する。
  • ELK Stackの機能と利点
  • ELKはElasticsearch、Logstash、Kibanaの頭文字である。
  • Elasticsearchは検索・解析エンジンである。
  • Logstashは、複数ソースからデータを同時に取り込み、変換し送信するパイプラインツールである。
  • KibanaはElasticsearch内のデータをグラフやチャートで可視化する。
  • Elastic Stackは、ELK Stackの次の進化形である。
  • オープンソースで、クラウド対応のRESTfulなJSONベースのウェブ検索エンジンである。
  • その多様性と柔軟性から、ユーザーに人気がある。
  • セキュリティイベントの解析やメトリクスの監視など、コミュニティは常にELKの可能性を拡げている。

まとめ

選択肢が多いのは魅力的である反面、あまりに豊富なツール群により圧倒されることもある。統一や自動化が十分でないため、導入や引き継ぎ、学習に際して高いハードルが生じる場合がある。

場合によっては、同じ企業内の組織がツールの比較検討に多くの時間と費用を費やし、結果として無駄が発生する。また、ツールのバージョンが古くなり、統合が旧コードに依存することでセキュリティ問題が拡大し、開発者がツールチェーンの構築と統合作業に疲弊する。

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更新日:
February 25, 2025
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